2025年度 インフルエンザ予防接種について

通常のインフルエンザワクチンは予約なしで接種します。
コロナワクチンとの同時接種も可能です。
詳しくは、 インフルエンザワクチンについてをご覧ください。


▪️定期接種
昨年と同時に10月15日から高齢者への名古屋市助成があります。
令和7年度高齢者を対象としたインフルエンザ予防接種について(名古屋市)もご覧ください。

名古屋市に住民登録のある下記の方は定期接種の対象となります(定期コロナワクチンと同じ)
・接種日時点で 65歳以上の方
・接種日時点で、60−64歳の心臓、腎臓、呼吸器の機能障害またはHIVによる免疫機能障害(身体障害者1級相当)のもの

自己負担: 1500円

接種回数:1回
接種期間:令和7年10月15日から令和8年1月31日まで


▪️任意接種 の方のインフルエンザワクチンについては インフルエンザワクチンについてをご覧ください。


新型コロナワクチン任意接種(12歳以上)(予約必要)

使用ワクチンの種類

原則、予約制です。
特にご希望がなければ ファイザー社のmRNAワクチン(コミナティ)を使用予定です。

ご希望によって下記のワクチンもご用意できます。
(2025年7月現在、2024年製造分は提供終了、2025年製造分の発売待ちです)
予約時にご希望をお伝えください。金額はどのワクチンも同じです。
 (一般の任意接種 15400円)

下記ワクチンは、一本で2人分のため、必ず2人ペアで予約してください。
予約当日、体調不良やご都合でお一人が接種できない場合は、お二人とも延期していただきます。

  • ダイチロナ(第一三共)
      *日本製mRNAワクチン

  • ヌバキソビッド(タケダ)
      *mRNAワクチンではなく、組み替え蛋白ワクチンです
  •  
 

新型コロナワクチン定期接種(65歳以上)10月15日開始(予約必要)

新型コロナワクチン定期接種

インフルエンザと同時に10月15日から高齢者への名古屋市助成がある予定です。
令和7年度に実施する予定の接種について、9月3日時点で国から示されている情報や名古屋市の予定は以下のとおりです。
名古屋市のページもご覧ください。

名古屋市に住民登録のある下記の方は定期接種の対象となり(定期インフルエンザと同じ)、 自己負担7700円 で接種できます。

・接種日時点で65歳以上の方
・接種日時点で、60−64歳の心臓、腎臓、呼吸器の機能障害またはHIVによる免疫機能障害(身体障害者1級相当)のもの
接種回数:1回
接種期間:令和7年10月15日から令和8年2月28日まで




帯状疱疹予防接種について


帯状疱疹予防接種の費用助成について(名古屋市)もご覧ください。

水疱瘡のワクチンと同じものか、帯状疱疹のみを適応とする新ワクチンかを選べるようになりました。

①《生ワクチン》ビケン(水痘ワクチン)
   接種回数:1回 皮下注射
   費用:自己負担額 4200円

②《不活化ワクチン》シングリックス(新しいワクチン)
  米国、カナダ、ドイツでは先に発売され推奨されているワクチンです。
   接種回数:2回(2−6ヶ月の間隔) 筋肉注射
   費用:1回あたり、自己負担額 10800円


◆従来は①の水痘ワクチンのみが用いられていましたが、②のシングリックスが発売され、助成制度が始まりました。
 2回接種しなければならない、費用が高い、接種後の局所反応や倦怠感・発熱などの副反応の頻度が多い、などの点もありますが、予防効果、効果持続期間ともにシングリックスの方が良好のようです。
 どちらを接種すればいいか迷われる場合は受診時に相談してください。
 



高齢者肺炎球菌予防接種

日本呼吸器学会等の合同委員会が公表している65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関す津考え方 第4版(2023年)もご参照ください


高齢者肺炎球菌 定期予防接種

*平成26年10月1日から定期予防接種になりました
 定期接種における使用ワクチンは、23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス) です
◆対象:満65歳以上の方で、過去に23価肺炎球菌予防接種を受けていない方

 ※2024年度から、定期接種の対象は接種時点で満65歳の方のみですが、名古屋市の助成制度により66歳以上のその他の年齢の方も同等の条件で接種できます。
 ※年齢によって、定期予防接種となる方と、名古屋市の任意予防接種の助成制度となる方に分かれますが、料金は同じです。
 ※万が一副反応による健康被害が生じた場合、定期予防接種と任意予防接種の助成制度では適用される制度が異なります。


◆費用:初回なら助成制度があり自己負担は 4000円 です
(定期予防接種、任意予防接種助成のどちらでも同じ)

◆2回目の接種となる場合には、任意接種として、20価肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)の接種をお勧めしています。
◆再度、23価ワクチン(ニューモバックス)の接種を希望される場合には、前回の23価ワクチン接種から5年以上空いている必要があります。その場合、定期接種や名古屋市助成の対象とならないため、任意接種となります。接種料金は8330円となります。

 ※名古屋市の助成制度は令和6年度も継続されることになりました。
  詳しくは名古屋市のホームページをご覧ください。


高齢者肺炎球菌 任意予防接種(PCV20/15)

*2024年4月以降、13価ワクチン(PCV13 プレベナー13)、15価ワクチン(PCV15 バクニュバンス)から20価ワクチン(PCV20 プレベナー20)へ切り替えを進めています。
*23価肺炎球菌ワクチンと合わせて接種することで相乗効果が期待できます。

◆費用:11500円 (助成制度が使えません)

◆23価ワクチン(ニューモバックス)の接種後に20価/15価ワクチンを接種する場合は、1年以上の間隔を空けると良いでしょう。そのあと1−4年程度あけて23価ワクチンを追加すると、23価ワクチンだけを続けて2回打つよりも効果が高いとされています。*23価ワクチン同士の接種間隔は5年あけます。

◆20価/15価ワクチンを先に接種して、1年以上間をあけて23価ワクチン(ニューモバックス)の接種することも可能です。その場合、23価ワクチン接種の際には23価ワクチン接種が初めてであれば助成制度が利用できます。


高齢者RSウイルスワクチン(アレックスビー)

RSウイルスは気管支炎や肺炎の原因となるウイルスです。これまで成人に使用できるワクチンがなかったのですが、2023年9月に新しいワクチンが発売されました。
◆対象:60歳以上の方 とくに、喘息、COPD、心疾患、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方
◆接種回数:1回0.5ml 筋肉注射
◆費用: 26400円(税込)
◆その他:まだ新しいワクチンで効果追跡中ですが、1回接種で3年ほど有効といわれています。

風しん抗体検査と予防接種についてのご案内

風しん任意予防接種(妊娠を希望する女性とそのパートナーの方)

以前は抗体検査は自費でしたが、平成31年度からは抗体検査も無料となります。

◆対象は名古屋市に住民登録がある方で、
 ①妊娠を希望する女性
 ②もしくはそのパートナーまたは同居人の方
 ③妊娠中の女性のパートナーまたは同居人の方
 で、

  • 平成26年4月以降に風しん抗体検査を受けたことがない方
    (それ以降に抗体検査を受けられた方は、その結果により抗体価が不十分と判断されれば予防接種対象となります)
  • 過去に風しん(麻しん・風しん)予防接種を2回以上受けたことがない方
  • 風しんにかかったことがない方
が無料抗体検査の対象となります。
抗体検査の結果、抗体価が不十分と判断された方は予防接種の対象となります。


※この名古屋市の助成制度において用いられるワクチンは麻しん・風しん混合ワクチンと指定されております(風しん単独ワクチンではありません)

◆女性は予防接種の後、2ヶ月間の避妊が必要です。
◆妊娠中の女性はこの予防接種は受けられません。




その他の成人の予防接種

お問い合わせください。




乳幼児〜小学生の予防接種   当院では1歳以上を対象とします


  2024年4月1日から、当院での小児の予防接種は 1歳以上を対象 とさせていただきます。

  任意予防接種と定期予防接種があります。
  任意予防接種でも名古屋市の助成制度により自己負担が軽減されるものもあります。


  

小児肺炎球菌         *定期予防接種

2024年4月1日から、当院での小児の予防接種は 1歳以上を対象 とさせていただきます。

  • 現在、プレベナー(PCV20)を使用しています。
  • 乳幼児の髄膜炎の2割を占める病原体です。
  • 平成25年から定期予防接種になりました。
  • 接種を開始する月齢によって接種回数が異なりますが、乳児が罹りやすく、また罹ると大変な病気ですので、打つ時期の似ているヒブと同時接種をして、4回すべて接種するのがおすすめです。
  • 標準的には生後2ヶ月〜1歳になる前に3回、1歳〜1歳半で1回を接種します。


五種混合      *2024年4月から 定期予防接種

2024年4月1日から、当院での小児の予防接種は 1歳以上を対象 とさせていただきます。

  • ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ(インフルエンザ菌b型)の5つの感染症を予防するワクチンです。
  • 従来の四種混合ワクチンとヒブワクチンを個別に接種していたものが、五種混合ワクチンとして一本化され、定期接種となりました。
  • 生後2ヶ月から開始し、通常3~8週間隔で3回接種し、3回目から6~18ヶ月後に4回目を接種します。
  • 既に四種混合ワクチンで接種を開始している場合は、原則として四種混合ワクチンで接種を継続します。


DPT-IPV四種混合        *定期予防接種

2024年4月1日から、当院での小児の予防接種は 1歳以上を対象 とさせていただきます。
2024年4月以降、五種混合ワクチンに移行します。四種混合をすでに1回以上接種したかたは原則最後まで4種混合ワクチンを使用します。

  • ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオの混合ワクチンです。
    従来の三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを加えたものです。
  • 0-1歳で4回接種する定期予防接種です。


ヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型) *定期予防接種

2024年4月1日から、当院での小児の予防接種は 1歳以上を対象 とさせていただきます。 5種混合を受けられる方は接種不要です。

  • 乳幼児の髄膜炎の6割を占める病原体に対する免疫をつけます。
  • 平成25年から定期予防接種になりました。
  • 接種を開始する月齢によって接種回数が異なりますが、乳児が罹りやすく、また罹ると大変な病気ですので、小児肺炎球菌と同時接種により早めに打ち始めて4回すべて接種するのがおすすめです。

麻しん・風しん混合(MR)ワクチン    *定期予防接種

  • 1歳になったらなるべく早くうけましょう
  • 定期予防接種は通常、
      ◆第1期:生後12か月以上24か月未満で 1回
      ◆第2期:小学校就学前年度(年長さん)で 1回 打ちます。
          (小学校入学後の接種は自費となりますのでご注意ください)


水疱瘡                  *定期予防接種

  平成26年10月1日から予防接種法に基づく定期予防接種になりました。

  ◆1−2歳で2回接種します。
  ◆平成27年3月末までは、
   ①3歳以上5歳未満の方(過去に水痘の予防接種を受けたことがない場合に限る)も
    定期予防接種として1回接種できます。
   ②5歳以上年長児までの方は名古屋市独自の任意予防接種として1回接種できます。
   


日本脳炎    *定期予防接種

  ブタの持っているウイルスで蚊を介してヒトに感染します。
  定期予防接種は通常、
  ◆1期   3歳で1−4週間隔で2回
  ◆1期追加 4歳になったら 1回
  ◆2期   小学校4年生で 1回 うちます


不活化ポリオ *4種/5種混合を受けられる方は接種不要です

  2024年4月1日から、当院での小児の予防接種は 1歳以上を対象 とさせていただきます。
  定期予防接種では通常、0-1歳で3回、1歳−1歳半で1回の計4回接種します。
   
 

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) *任意予防接種

 ムンプスウイルスの感染により高熱や耳下腺の腫脹などがおこる病気です。
 ほとんどの場合、問題なく治癒する病気ですが、1000人に1人の割合で後遺症として難聴が残ることがあります。
 ◆1歳の誕生日-小学校就学前まで
 ◆接種回数は1回です。
 ◆名古屋市助成制度による自己負担額は 3000円 です。


二種混合                 *定期予防接種

  ジフテリア、破傷風の予防接種です。
  四種混合や三種混合の追加接種として、標準的には11歳で1回接種します。
  三種混合ワクチン任意接種への変更も対応します。(その場合、任意接種の料金がかかります)



子宮頸がんワクチン  *定期予防接種

  • 小学校6年生から高校一年生の女子が定期接種の対象です。
  • 対象年齢を過ぎた女性でも、任意で(自費で)接種を受けることが可能です。予防効果の観点から26歳までは接種が推奨されています。
  • *平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性は、無料でキャッチアップ接種が受けられます。2025年3月末までに1回目の接種を受けられれば、2回目、3回目の接種は一年間の間、キャッチアップ接種の対象となります。
  • それ以上の年齢の場合、有効性はライフスタイルにより異なるため産婦人科での相談をお勧めします。
  • 2価、4価、9価の三種類のワクチンがありますが、当院では9価ワクチンを使用します
  • 9歳以上の男性も任意で接種を受けることができますが、現在のところ日本で男性に適応のあるHPVワクチンは4価ワクチンのみとなっています。




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